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野狐禅旋風

誰も知りたくないけど、そして半額じゃないけど、
TSUTAYAで野狐禅のサードアルバム「ガリバー」を借りました。


刻み海苔の「ガンバレ」が剥がれて、 「ガリバー」。
ミートボールは景気良く5個です。

野狐禅のとりこになった子がじわじわ増えてきて、嬉しい限りです。
(でもメジャーにはなってほしくないよねえ。レミオロメンとかアジカンみたいに・・・)
ちょっと勢いが落ちてきたかな?という感じが正直否めませんが・・・。
(ファーストの「鈍色の青春」はまさに傑作でしょう。)
「不完全熱唱」のスピード感のあるピアノが良いねー。

私は、
「風来坊」の歌詞がジャスト・ミート。
夜中にひとりで泣いてしまいました。

もしも 何らかの罰ゲームかなんかで
背中に何らかのタトゥーを入れなきゃいけなくなったとしたら
迷わず君の顔を彫るよ いつも泣かしてばかりだったから
せめてそんなときくらい 笑ってる君の顔を彫るよ

風来坊 風来坊
そっか そっか そりゃあそうだよな
風来坊
だってぼくはいつだって君に向かってほっつき歩こうとしてたんだもんな


私には、「愛してる」だの「君を守るよ〜うんぬん」という
頭のわるそうな巷の恋愛の歌の歌詞より
こういう歌詞の方がずっとずっと心に響くんだ。
にんげんくさい、男くさい、とてもまっすぐな歌詞に。
弱くたっていいじゃない。情けなくたっていいじゃない。
それこそが にんげんだもの。


今度ぜひとりこになったコたちと一緒にライブに行ってみたいと思います!
どうか、メジャーにはなり下がりませんように。



ところで野狐禅との出会いは2004年。
有線で「東京紅葉」をはじめて聴いて、私のハートを大きく揺るがしたのでございます。
憎い男ね・・・ピストルさん。
その後すぐタワレコにて「鈍色の青春」を買ったのはいうまでもありません。
そしてその年の秋、タワレコ新宿店で野狐禅のインストアライブに。
ピストルのMCも面白かったし、よかった〜。やはり男性の割合が多かったかもしれない。
歌舞伎町で職務質問されたらしい・・・(笑)

野狐禅の歌詞は、常に絶望と挫折の隣り合わせなんだけども、
でも諦めない。結局諦めずに、何かしらの希望の光があるんだよな。

ワイエル的好きな曲(前作2枚より抜粋。)

●「鈍色の青春」
私にとってはもはや禁句とさえ思えるその一言を思わず口にしてしまったのです
「生きてもねえのに、死んでたまるか!」


●「自殺志願者が線路に飛び込むスピード」
自殺志願者が線路に飛び込むスピードで
僕は部屋を飛び出しました
目に映るすべてをぶっ壊してやりたかったけど
そんな時でも 一番お気に入りのTシャツを着てた自分がバカバカしくて・・・


●「拝啓、絶望殿」
「どうせ死んでるようなもんだろう
今さら死ぬ必要もないだろう」


●「あじさい」
「このままどっかに消えちまえ!」
気にしないでね 独り言、独り言・・・


●「東京紅葉」
気でも違ったか 己に往復ビンタ
秋でもないのに頬に赤い紅葉


●「カモメ」 
君との思い出を書いて
君への感謝の気持ちを書いて
一息ついてから
最後に僕の本当の気持ちを書いた
遺書を書いていたつもりが
ラブレターみたいになってしまって
丁寧に折りたたんで 君に渡した


●「ぐるぐる」
涙があふれて 涙がこぼれ落ちそうになって
ガムテープで顔面をぐるぐるにする
涙は感情の墓場だぜ ガムテープで顔面をぐるぐるにする